「あいつ今何してる?」というテレビ朝日の番組を仕事の帰り道、車の中で観ていました。

有名人が小・中・高時代の印象深い同級生の思い出を語り、現在の姿を映すという内容です。

番組を観ているときふと、自分はなにが「一番」楽しかっただろう、面白かっただろう…と思いました。

楽しいこと、面白いこと、そして笑ったこと。

「一番」と考えると、笑ったことが該当するような気がしました。「爆笑」ということですね。爆発するように笑い転げたこと、こうした短時間に凝縮された、突き抜けた経験ってなんだろうかと。

考え始めるとすぐに答えが浮かんできました。

中学生の頃、同じクラスの仲の良かったK君が時折披露してくれた、「技術・家庭」の技術の先生のモノマネがそれでした。

「ほれほれほれほれ~」

って、言葉にするとそれだけなんですけどね。

身振り、手振り、間の取り方、イントネーション、目付き、そうしたものが全て絶妙なバランスで存在し、初めて観たときは腹がよじれるくらい、腹の奥底から笑ったものでした。その後何度もリクエストしましたっけ。

何気ないやりとりですが、どなたでも、一番笑ったこと、そして楽しかったこと、面白かったことというのは、内輪にしか通じないようなことではないでしょうか。

私は当時K君に好感を持っていて、おそらくK君も私に同じような好感を持っていて、日々一緒に過ごす間に波長の均一がはかられたのでしょう。

相手が見ているに違いないものを言葉にし、相手が感じているに違いないものを言葉にし、相手が聞いているに違いないものを言葉にするという日々を双方が送ったことにより、笑いのツボとでもいうものがK君には見えてきたのでしょう。

技術の先生のモノマネは、私が相手だからK君は表現しようと思ったのでしょうし、それは私が「求めているもの」だと直感的に悟ったのでしょう。

もしK君が他の人にこのモノマネを表現してもさっぱりウケなかったでしょうし、でも仕方なく1対1でそれを表現しなければならないとしたら、その関係性によって表現方法も微妙に変わったはずだろうな~。

…と、ちょっと難しく考えてしまいました。

二者間の同調作用というのは、時に爆発的な力を生み出すと思います。

リオ五輪・バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高松ペアなどはその最たる例でしょうね。
とっても良い笑顔。

この2人は最初の印象ですと同列の友達みたいに見えましたが、実は厳然たる先輩後輩の関係にあり、性格も外交的、内向的と全然違うそうです。

でも、バドミントンの試合における、長年培ってきた信頼関係が随所で一致し、瞬間的な爆発力を生むんですね。

きっと、高松ペアの2人にしか分からない爆笑ネタってのがあるはずですよ。そういうのが世の中で一番面白いんだと…思います。

師弟関係もそうですし、営業とお客様の関係も同じです。絶大な効果を生むには、信頼関係の構築がなにより大切です。

だから、本を読んで風水を実践してもなかなか効かない理由はここにあるんですね。風水以外の多くのものでもそうです。